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専修大学創立125年記念演奏会によせて

(専修大学 創立125年記念演奏会「プログラム」より)

専修大学フィルハーモニー管弦楽団顧問
林 茂(専修大学名誉教授)

専修大学は、本年、めでたく創立125年を迎えました。我が専修大学フィルハーモニー管弦楽団(専フィル)がこの演奏会にご参集の各位と共にこれを祝福し、今後いっそうの発展を祈らせていただく機会に恵まれたことは喜びにたえません。専フィルは、1972年に創設されましたので、大学とその最近のほぼ四半の歴史を共に刻んだことになります。

別に紹介があると存じますが、本学の創立は、アメリカ留学から帰国して間もない4人の青年によるものです。創立趣旨の中に「致力専攻」(力を専攻に致すべからず)が宣言されましたが、目標として定めた専攻に向かって全力を注ぐ、という意味です。望月清司・元学長はこれを解りやすく、「4年間に何かひとつ、ほかの誰でもない『自分の専攻』(ゼミ、サークル活動、スポーツを問わない)を見定めよう。それに全力をそそぐことで、専修大学に生きた自分の青春の証しとしよう」(学生手帳)と学生に訴えかけました。学生の課外活動に限っていえば、すでに体育活動面では輝かしい成果が数多く残されておりました。専フィルは、音楽活動の面においても遅れることのないよう、その核としての存在になることを目指して活動を開始したのです。教職員および学生が一体となった、いわば全学的な組織ですが、もとよりその中心勢力は学生です。創設の翌年から累年の定期演奏会を欠かすことなく開催してきたので、この記念コンサートは32回目に当たります。このほか、13回の「ファミリーコンサート」および17回に及ぶ「サマーコンサート」をとおして専修大学における音楽文化の一端を発信し続けて参りました。

この間、いくつかの記念演奏会を経験しました。就中、「第20回記念定期演奏会」(‘92・12・14サントリーホール)では、教職員学生による学内公募合唱団を中核とし、大学に近隣の合唱団等にも応援を求めて組織した大合唱団と共に、満堂の聴衆を前にして友愛への賛歌(ベートーベンの第九)を歌い上げましたが、画期的な出来事でした。その達成感はもとより、ビッグイベントを成功に導くための緻密な計画と周到な準備についてのノウハウをえたことは貴重で、この後の二つの記念演奏会、「専修大学創立120周年記念演奏会」('00・12・4東京オペラシティコンサートホール)および「第30回記念定期演奏会」('02・11・29同上)の成功にもつながりました。

今回もそうですが、記念演奏会ともなると、オーケストラの編成が大きくなるので、OBやOGの参加が不可欠です。創立120周年記念演奏会」では、専フィルを母体とした祝祭管弦楽団を特別に組織したほどです。指揮者、トレーナーのほか、ソリストや合唱団のメンバーなどが加わることも多く、団員には大人らしい細かな気遣いが求められることにもなります。社会人との交流をとおして、団員は演奏会ごとに目を見張らせるような成長を遂げます。先輩たちもよくロール・モデル(模範役)を演じてくれます。

21世紀に向けて本学は、夙に「社会知性」(Socio-Intelligence)の開発を標榜いたしました。これを要するに、学生諸君がそれぞれの勉強したことを踏まえつつ、豊かな人間性と確かな規範意識とを具えて、社会が求める多様な知的要求に応えられるような人材として育って欲しいという趣旨だと解釈しています。専フィルは、この意味で、学生に対して理想的な環境を提供していると自負しておりますが、いかがでしょうか。

グリークラブおよびフェニックスグリークラブとの協演も叶いました。グリークラブとは、例年、入学式で協演を重ねて参りましたが、今回、不死鳥(フェニックス)を名乗るOB合唱団との混成により参加していただくことになったのは望外の喜びです。校歌は、満堂に力強く響くにちがいありません。

専フィルもOB(OG)会に全国各地から100人を越えて集まり、室内楽などに興ずることがありますが、未だOBオーケストラの立ち上げには到っておりません。本年は、ヴェネチアのフェニーチェ(不死鳥)歌劇場が、その名に恥じず、過年の火災による消失から見事に再建を果たした時でもあり、触発を受けて、団員が卒業後も(不死鳥のように)活動を継続させることのできるようなOBオケの誕生を期待したいものです。

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